舌の根も乾かないうちに
鞠絵シナリオがやたらと好評らしいので、ちょっとだけ封印解除。
音声を飛ばしまくってプレイしたら正味2時間で終わった。今回は全体的に長いんで、この短さは逆にありがたいかも。
で、感想。
まんぞく。
たしかに他の妹と比べたら逢える機会もイベントも少ないんだけど、その分だけ各イベントに存在感と重みがあって。
闘病物のシナリオとして充分に感情移入できるうえ、「せつなさ炸裂」な遠距離恋愛の感覚も味わえる。
海水浴にも夏祭りにも出られないのは確かに「不遇」ではあるんだけど、それが却って鞠絵シナリオの感動を際立たせているようにも思える。
逆に言えば、鞠絵シナリオだけは『シスプリ2』という枠から独立した別のゲームとして「特別扱い」されてるんじゃないだろうか?
夏休みという設定を利用して、平日に3泊4日のお見舞い旅行に行ったりするし、ゲームシステムの許す範囲で限りなく大胆なルール破壊をしてくれているのが気持ち良かった。
ストーリー自体も前向きで好感が持てるし、今作の中では珍しくエロ妄想の介入する余地がないし(笑)、文字通り心が洗われた思い。