最初は「ジェラシック・パーク」と読んでサスペンスと勘違いしてました

 ……というワケで、ゴールデン・シアターの『ジラシック・パーク』を観賞中。
 映画館で観た時は、トム・クランシーの原作(ハヤカワ文庫版)に比べて劣化してるなぁと思ったんだけど、今になってみるとそれほど悪くもなかったり。
 数々のミスやトラブルや小悪党の思惑や偶然や主人公たちの好奇心やお節介やパニックやらが積もりに積もって、起こるはずのない大惨事に進展していく……という構成は、まさに「バタフライ効果」そのもの。原作で一番好きだったカオス理論的プロットは、ちゃんと活かされてたんだなぁ……と。
 はっきり言って、恐竜よりも人災のプロセスの方が怖かった。原発事故なんかを思い出してしまう。
 それにしてもマルコム博士は不自然にセクシーだよなぁ、と改めて思った。(笑)
 あと、最後の最後でT−REXがゴジラさながらのヒーロー役になっちゃうのは、(ヴェロキラプトルがメインの敵役キャラだとはいえ)やっぱり納得いかないなぁ。