『R.O.D -THE TV-』#15〜17の感想(暫定版)。

 引き続き感想保留。
 後半クールに突入してからは、1話完結だった前半のようなカタルシスや安堵感を欠いたまま鬱展開や逃亡劇が続いているので、どうしても観ていてフラストレーションが溜まってしまう。構成上仕方のないことだろうから、終盤の巻き返しに期待ということで。
 ただ……ここ数週の展開が、テーブルトークRPGで言うところの「NPC独り歩きシナリオ」的に見えてしまうのは、正直つらいところ。
 すっげく露骨な喩えを用いるなら、『ロードス島戦記』リプレイの第2部を読んでるような感覚というか。この場合、”プレイヤーキャラ”(感情移入の対象)に当たるのは三姉妹&ねねねなんだけど、”第1部”の主人公である読子やナンシー、ドレイク達の人となり・ねねねと読子の馴れ初めがTVでは(少なくとも現時点では)碌に解説されていないせいもあって、”プレイヤーそっちのけでNPCが勝手に話を進めてる”ように見えてしまう。これが小説・OVAの内容を全部知っていての感想なのだから(ここまで把握してもなお、「5年前の大英図書館焼失事件」の謎が残る)、未見の人は更にもどかしいんじゃないだろうか。
 ……とはいえ新旧キャラの顔合わせも済んで(マギーの自己紹介にドレイクが面食らうシーンはファン冥利に尽きる♪)、ジュニアの正体もバレたところで、次回以降の展開が楽しみ。

 それにしても、絶対不利の中で着実に自分の”仕事”をこなしていくドレイクは格好良すぎる。