例によって辛口ですが

 「華麗’d scope」さん閉鎖。今まで色々とお世話になりました。お疲れ様です。

 psyさんの閉鎖文……シスプリサイトへの真摯な憂いと疑問……を読んで考えたんですが、率直に言えば「御自身の進退とは切り離して考えてほしかった」というのが自分の考えです。

 現在のシスプリ関連サイトを疑問視する人もいるとは思います。エロネタやダーク系の不謹慎ネタを嫌悪する人が多いことも分かります。ただ、ファンシーな世界観や妹たちのピュアな魅力だけじゃなく、「近親愛」というインモラルなテーマや(アニプリ以降に象徴される)「妹が12人」という”不条理で非現実的でユーモラスな世界”に惹かれてシスプリに入った人も、少なくはないはずなんです。一般のファンから見れば”シスプリを穢す”ような形で表現されるエロ・ダークは、その性質上ひそかにシスプリとの親和性が高かったりするし。
 問題があるとすれば、それは両者の境界線が曖昧になってしまって住み分けができていないこと……たとえば、トップページの日記でエロネタを連発しているシスプリサイトに”普通のファン”がうっかり迷い込んで、本人にとっては見たくもないものを見てしまうケース等……ではないかと。(※それが持ち味というサイトも多いから、「各自がトップページに警告を貼る」みたいなやり方もスマートではないでしょうね。リンクを張る側が傾向ごとに分類する等、何らかの工夫が必要かも)

 あと個人的には、前に少し書いたように(→シスプリサイト間の”馴れ合い”も気になっています。管理人間の”横の繋がり”の描写が多すぎて一般閲覧者には何となく疎外感をおぼえさせるとか、”誕生祝い捕捉”はある意味で諸刃の剣っぽい(もちろん祭りのムードを盛り上げる功労者ではあるけれど、反面で”捕捉”に縛られてるシスプリサイトも存在するのでは?)、とか。この点は、連載終了後もなおシスプリサイトの活気が続いている要因でもあるから単純に批判することもできないし、”シスプリサイト界隈”で話題にならなくてもマイペースでファン活動を続けているところも多いですが。

 ……ともあれ、十人十色のシスプリ観やシスプリ愛があるので、他がどうであってもpsyさんは御自身のシスプリ愛を貫けばいいんだと思います。
 決して無理強いはできないけれど、もしまた意欲が戻って再開されるとしたら、心から歓迎します。