R.O.D -THE TV-』DVD8巻。
 相変わらず鬱展開が続くうえにOVA組の宙ぶらりん気味が気になるものの(いないと話が成立しないんだけど、作り手の側でも上手く活躍させられず持て余してるように見える。特にナンシーの扱い)、22話のねねね&マギーを見れただけで購入して悔い無し。このまま最終回まで見届けましょうとも。
 コメンタリーには今回ガッカリ……というか、いちばん中身に踏み込んでほしかった22話が丸々作曲家インタビューで埋められてしまったのが残念。それと、篭城中の一行を評して「子供ばかり」というのは、ドレイクの存在を失念してやいませんか?

 21話、クラスの変化がウェンディの介入によるものだと分かったのはいいけど、西園なつめを元の性格に戻しちゃうのは大英図書館的にマズくない?とか思ったり。アニタ読子が廃屋に着いた直後、手だけ出して紙の山に埋もれるナンシーを見て不覚にもワラタ。
 22話、情報の制限と操作で絶対不利を覆したウェンディの手腕には脱帽。あの”弱さ”こそがマギーの魅力だよねぇ、と頷くことしきり。冒頭の「世界は、そういう風に出来てますから」「……いやいや」といいホテルでの一連のやりとりといい、”アニメ版では”この回だけで「オレはねねね×読子派を辞めるぞ、ジョジョォ!!」と言い切ってもいいくらいデス。(読子さんが小説版に比べて生彩を欠きまくってる&ナンシーべったり、という要因も大きいけど……。)
 23話では3姉妹の衝撃の事実が。最終的な着地点は見えてきたものの、まだまだ予断を許さない展開。あと、ジョーカーが悪役になるのは構わないんだけど、個人的には出世第一な小説版の方が好きだったなぁ……と。