というわけで実写版ストII
 公開当時はゲーム版との違いが気になる&笑えてツッコミを入れまくってたんだけど、最近は格ゲーを殆どプレイしなくなったせいか、意外に「映画」として楽しめた。
 改めて観たら、バイソン将軍という誇大妄想キャラの描写が非常に秀逸かつ徹底してる。自らをナポレオンの肖像画やダリの絵に模したパロディ絵画や、「英ポンドの5倍の価値がある」という触れ込みのバイソンドル紙幣(もちろん実際の価値は子供銀行券以下)のチープさとか、ジョイスティックと6ボタンのコンパネで嬉々として機雷を操作するバイソン様とか、ブランカ1匹作っただけで世界征服実現を信じて疑わない無邪気なバイソン様とか、すごく痛々しくて滑稽だった。
 ……まぁ、彼に対する連合軍も典型的なヤンキーノリだから、どっちもどっちなんだけどね。
 それにしても声が同じせいか、観ていて何度も『FIRESTORM』のモレーリ様を連想してしまった……。