『R.O.D -THE TV-』#12「紙々の黄昏」

 前回のあらすじ:オンドゥルルラギッタンディスカ-!!
 四年間に渡ってスランプの自分を励まし続けてくれた編集者・リーさんは読仙社の雇われスカウトマン。まさかの裏切りに呆然自失のねね姉、薬を打たれて囚われの身に。
 残された三姉妹は「世界を敵に回してでも先生を助ける」と誓い、敵が待ち受ける読仙公司ビルへ乗り込んでいく。
 施設内では、ねねね相手に”インストール”が開始される。時を同じくして、同じビルに居合わせたジョーカー・ウェンディ・ジュニアも不穏な動きを……。

 ようやく話の核心に迫りはじめ、とにかく盛り上がりまくり。三姉妹の息つく暇もないペーパーアクションは第一話以来、そして完璧なコンビネーションは第一話以上に燃える素晴らしさ。中でもマギーの傀儡に乗ってガラス窓を疾走するアニタがベストショットか。
 この上さらに次回はウォンとの対決、そして×××××(ネタバレにつき自粛)も控えているというのだから、もう目が離せない。
 悪に徹しきれないリーさんも要注目。ねね姉が贈ったジッポーで、願掛けを破って四年ぶりに煙草を吸いながら「こんなに不味かったかなぁ」と呟くシーンや、拷問・洗脳めいた”インストール”に「文体が変わっちまうだろうが」と毒づいたり……着々と再裏切りフラグが立ってます。個人的には好きなキャラなんで、ベビーに復帰しつつ生き残ってほしいところ。
 細かいところでは、戦闘モードに入った三姉妹がコミック版準拠*1な辺りに萌え。お団子頭のアニタが動いてるよ〜♪

*1:綾永らんREAD OR DREAM」1巻の巻頭ポスター参照